建築を学ぶ「ただの理系学生」が、上京して映像デザイナーになるまで
2021.12.24

建築を学ぶ「ただの理系学生」が、上京して映像デザイナーになるまで

  • LIGHT THE WAYのこと

はじめまして。白木と申します。 記事をご覧いただきありがとうございます。 「私たちの声」第一回のテーマはスタッフの「自己紹介」です。自分のことについてしっかり語る機会に新鮮さと気恥ずかしさを感じつつ、頑張って書いていきます。

はじめまして、映像業界。

まず私自身の経歴についてです。
・白木悠輔
・兵庫県姫路市生まれ
・高校で映像制作に触れ
・大学では建築の構造設計分野を学ぶ
・大学卒業後、上京してLIGHT THE WAYへ入社

というように、大学では建築を学んでいましたが、就職先は映像制作会社。同学部出身者としては少し変わった進路を歩んできました。美術系の学校で映像を学んでいたわけではない私が、なぜ映像業界に飛び込んもうと思ったのか。また、どういった経緯で今の会社に入社したのかなどをお伝えしたいと思います。

「にわか映像好きなんじゃないか」という迷い

冒頭に自己紹介した通り、元々私は「ただの理系人間」というべき学生でした。 美術について体系的に学んだわけでもなく、映像業界では知ってて当たり前、というような作品を知らない。それらを知らないということについても、社会人になって初めて認識しました。恥ずかしながら、アニメもドラマも映画も全くといっていいほど観ていなかったので、皆さんの話題についていけないことが多々あります。

大学時代から独学で映像制作には取り組んでいました。学校から帰ってくるとすぐにパソコンを開き、夜遅くまで作業していたこともあり、『それだけ作ることに熱中できるなら、映像が好きなんだよね?』と、よく周囲の人たちに聞かれていました。しかしこれに対して、どう答えればいいか迷っていました。

映像を作るのは確かに面白いのですが、当時の自分の映像は「感覚的に作ったもの」。論理的に突き詰めて作ったり、そのための勉強をしていたわけではなかったので、「本当に映像が好きとは言えるのかな?」と負い目を感じていたのです。

そんな迷いはあるものの、映像を作っていて「楽しい」ということだけは自信を持って言えます。後ほど話しますが、高校生のとき、皆でひとつの映像を作って上映したという体験が私を支えるモチベーションになり続けてきました。自分の手でつくり出したものが、他の誰かの役に立つ、喜んでくれるというのがこの上なく楽しく、嬉しいのです。

そして、私はその「楽しい」「嬉しい」を達成するためであれば、建築でもプログラミングでも、何にだって手を出そうと思っています。映像も私にとっては手段のひとつです。高校時代に偶然面白く感じて以来、いまは自分の主軸となっていますが、これから変わっていくこともあるかもしれません。

誰かと伴走して結果を出し、喜び合いたいというのが私の「好きなこと」であり、それが制作に対するモチベーションの源泉なのです。

LIGHT THE WAYという会社に自分のやりたいことを見つけた

僕が最初に動画を作ってみようと思ったのは、高校1年生の頃。当時流行っていた「ゆっくり実況」に興味を持ち、そこで映像編集ソフト”AviUtl”に出会いました。そこまでスペックの高くないノートパソコンで、何日もかけてひとつの動画を作り、ようやく完成したときに得られる達成感と、何かを自分で生み出した感覚がたまらなく好き、というのが動画制作にハマった理由です。

それを続ける内に、いつの間にか友人に「なんか動画作ってる人」みたいなのがバレてしまいましたが、そのおかげで学園祭のオープニング動画制作に参加することに。企画をする人、広報をする人、写真を撮る人、構成を考える人、そして映像を編集する人…誰かと協力してものをつくりあげる楽しさ、映像を作る面白さをその時に強く感じました。

高校時代は創作にハマっていた一方、同時に専攻した建築の分野にも興味を持っていました。なので、進学先を美術系の大学と建築系の大学、どちらにしようか迷いましたが、最後には建築への興味が抑えきれず、後者へ進学することに決めました。

大学在学中は設計課題などで手一杯でしたが、隙間時間を見つけては映像制作をねじこむという、かなり不健康な生活を送っていた気がします。だんだんと就職の時期が近づき、自分に合う会社について考えると共に、好きなことって何だろう、と真剣に考えるようにもなりました。

ちょうどその時に見つけたのが、LIGHT THE WAYのインターン募集です。映像にとどまらず、Web、グラフィックなど、幅広い手段を活用してクライアントが求めるものを追究していく。まさしく、様々な手段を活用して伴走していきたいという、私の「好きなこと」に合致した会社だったので、迷わず広島から東京へ向かいました。電車と新幹線を乗り継ぎ、片道4時間かけて日帰りで面接へ行くぐらいの根気がよくあったなと、過去の自分に感心しています。

結果的にLIGHT THE WAYへ就職し、ようやく映像業界のスタートラインに立てた…と思います。

こうして入社してはや10ヶ月、美術的な知識の差を強く感じているので、直近の目標としては、できる限りデザインの理論的な部分を取り込んでいきたいです。 大きな目標としては、今のうちにWebでもCGでもプログラミングでも、全く知らないことでも、色んな分野に手を出しておいて、様々な分野をかけ合わせて少しずつ自分らしさを見出していければなと考えています。

デザインについて特段知識もなく他分野からやってきた身ではありますが、その初心者的立ち位置に甘えつつ、諸先輩方に追いつけるよう勉強していければと思います。

とはいえ、1年後には違うことを考えているかもしれない

今回は自分について振り返りをしつつ、「好き」と「楽しい」ってなんか違うな……という個人的な悩みを文章にしてきました。色々なことを吸収するにつれて考えも変わり、1年後には全く違う目標を持っているかもしれません。むしろ、そうなっていたいのです。その時にはまたこの記事を読み返し、自分の成長を振り返りたいと思います。

今後は、新人として学んだことについての記事を中心に、携わった案件でどんな過程を辿ったかなど、後から振り返ることのできる備忘録としても記事を作っていきます。

最後に…なんでゲーム内でも仕事しとるん?と言われる程度には、ストラテジーやシミュレーション系の、いわゆる作業ゲーが大好きです。もしよろしければ誘ってください一緒にやりましょう。それではまた。

編集者:高橋直貴

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