JSTが運営するムーンショット型研究開発事業の取り組みのひとつである、『OUR FUTURE LIFE WITH CYBERNETIC AVATARS』アニメーションパートの監督（ディレクション）・CG Moving Image（モーショングラフィックス）を担当いたしました。
ムーンショット型研究開発事業とは、2050年までに人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現することを目標として、サイボーグやアバターとして知られる一連の技術を高度に活用し、人の能力を拡張するサイバネティック・アバター（CA）技術の研究開発を推進している事業です。『OUR FUTURE LIFE WITH CYBERNETIC AVATARS』は、未来を担う若者たちを対象としたワークショップで、参加者たちがサイバネティックアバター技術によってどのような未来社会が実現されるかを議論し、寸劇形式で発表するという内容の活動です。
私たちは発表の中で具体的な未来社会像の描写やマクロな社会像などの説明を分かりやすく伝えるために、アニメーションで情報伝達のサポートをいたしました。発表された未来社会の描写は、人々がサイバネティックアバターとして生活することがあたりまえになった世界や、誰もがパーソナルモビリティーを利用するようになった未来など、飛躍的なようで、実は今の社会の延長線上にあると感じ取れるようなものばかりです。参加者のみなさんが若い視点で今の世の中を観察し、またひとりの当事者として考察されたものであると感じました。アニメーションを制作するうえでは、ありきたりな未来描写は避け、リアリティーを持った環境設定や登場人物のバックボーンに基づいた描写をこころがけました。

Client : Japan Science and Technology Agency
Production : Loftwork Inc. , LIGHT THE WAY Inc.
Direction : Takehiko Nishizawa
Production Management : Megumi Mochizuki
CG Moving Image : Takehiko Nishizawa , Hiroki Morishige , Yusuke Shiraki
Illustration : Koichi Nishikido
Team＃01　URL : https://youtu.be/NCDuEAhGhQc
Team＃02　URL : https://youtu.be/sR0FRMZBJYM
Team＃03　URL : https://youtu.be/B6LfKILPLjY
Team＃04　URL : https://youtu.be/FjzucBjtizQ